ピザの原価に迫ってみる!

 僕はアメリカで一時生活していましたが、ピザが日常生活のディナーやランチ、ちょっとしたパーティなどで気軽にだされることに驚いていました。


日本ではピザを頼むなんて誕生日とかちょっとした祝い事だったり、何かスペシャルなイベント事だったりしますよね。


アメリカでSサイズのドミノピザは約945円くらい、同じサイズのピザは日本ではMサイズで約2,000円くらいですね。


日本の宅配ピザは宅配代が高く、原価は低いかもと思ったので実際の原価を調べてみました。




株式会社ドミノ・ピザ・ジャパンが第6期決算公告で平成29年6月期の損益計算書を発表しています。


あくまでも同社の売上原価が小麦やチーズ、そのほかトッピングや飲料などの食材費用のみと仮定した場合ですが、


それによると売上原価÷売上≒37.3% ドミノピザの原価は約37.3%。




ここで他の飲食業の原価率を見てみましょう。


小麦や原油の主要な輸出国であるロシア、ウクライナ両国の政情不安により小麦価格があがり、原価率の上がる食品業界。


原油の値上げは物流コスト、円安は食材輸入時の為替コスト上昇につながっています。


そんな昨今の飲食業界ですが直近の帝国データの情報によると


うどん、そば店の原価率:36.9%、居酒屋の原価率:35.9%


とのことです。


つまりピザの原価は他の飲食業界と比べて特に高いわけではないようです。


ただ売上に対して、他の費用である家賃や人件費、宅配、広告費用(販売及び一般管理費、以下販管費と呼称)を見てみると売上に対して約59%。


売上に対しての販管費比率が約59%です。


この点は日本マクドナルドホールディングス株式会社と比べるとだいぶ高いようです。同社の販管費比率は約13.4%。(2021年12月期)




ピザの主成分である小麦の日本の自給率は13%、チーズも自給率は約20%程度なのでほとんどが外国産によるものです。


この中でも特にチーズが高いといわれます。


食材を外国産に頼らざるをえない日本の事情を鑑みるにどうしてもピザの平均単価は高くならざる得ない状況もあります。


合わせて決算書上の数字をみてみると販管費比率59%はやはり高いですね。3,000円のピザだったら約1,800円は宅配料金、家賃、人件費、広告費用だったりするわけですからね。




今回もあくまで長縄が独断で集めた情報のもとの推測になります。


ピザの原価は他の飲食業とそんなに変わらず、宅配費用を含む販売管理費は高い。


そして価格の高さはその販管費の高さと合わせて原価の平均単価の高さによるものと推測されます。




ただとにかくおいしい日本のピザ。アメリカのそれとは比較にならないくらいおいしいです!


ご参考くださいませ。



参考:

https://www.dominos.jp/media/3694/kessankoukoku2017.pdf

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p220413.pdf

https://ircms.irstreet.com/contents/data_file.php?template=1545&brand=74&data=328789&filename=pdf_file.pdf

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