プラチナとその投資ついて!!

 

最近、お客様から「プラチナ投資ってどうなんですか?」とご質問を受ける機会がありました。


そこで今回は、投資の勧誘や推奨を目的とするものではなく、プラチナという鉱物の歴史やその投資商品となる経緯について、

迫っていきたいと思います。

 

■ プラチナの始まり

プラチナはそもそも自然界に存在する鉱物(Pt)です。

そしてその始まりは今から約25億年前、

まだ人類や生物どころかバクテリアしか存在しなかったと地球に、巨大な隕石によってもたらされたという説が有力です。


紀元前1200年ごろには古いエジプト人がプラチナの装飾品を身に付けていたそうです。

現存する最古のプラチナ製品は紀元前700年ごろのエジプトの王族の墓から出土したプラチナが埋め込まれた小箱。

場所は変わって紀元前100年ごろに南米インカ帝国でも宝飾品としてプラチナが使われてたそうです。


ヨーロッパ人がプラチナと会ったのは1500年代です。

当時、南米大陸にやってきたスペイン人がインカ帝国で大量のプラチナ製品を見て銀と勘違いし、ヨーロッパに持ち帰ります。

しかし当時の技術ではプラチナを溶かすために多量の熱が必要でした。

プラチナの融点は約1,768℃、金は約1,064℃、銀は約962℃。

見た目は銀に似ているのに使い道がなく、「小さな銀のようなもの」という意味で Platina(プラチナ)と呼ばれたのが名前の由来とされています。

この時代のプラチナは、装飾品でも、通貨でも、もちろん投資対象でもなかったのでした。


■ 19世紀、工業素材として評価が一変する

19世紀に入り、科学技術が進歩すると、プラチナの評価は大きく変わります。

高温に耐える

腐食しにくい

触媒作用が非常に強い

こうした特性から、実験器具や工業用途で不可欠な金属となりました!

この時点で初めて、希少性と代替困難性を持つ「貴金属」としての地位が確立されます。

 

■ 宝飾品としての普及

20世紀前半になると、プラチナはダイヤモンドとの相性の良さから、

富裕層向けの高級宝飾品として定着していきます。

一方で、酸やアルカリにも溶けず、大気中や高温でも変色しないプラチナは

工業産業でもその有用性は増していきます。

しかしこの段階でも、「価値はあるが、投資商品ではない」という位置づけにとどまっていました。

 

■ 戦後、自動車産業がプラチナの運命を変える


第二次世界大戦後、状況は大きく変わります。

自動車の排ガス規制が強化され、触媒としてプラチナが不可欠であることが判明します。

これにより、プラチナには大量かつ継続的な需要が生まれました。

ここからプラチナは、

景気動向

環境政策

技術革新

によって価格が大きく動く金属となり、短期的な価格変動そのものが注目される存在になっていきます。


■ 金融商品としてのプラチナ投資の誕生

1970年代以降、商品先物市場が整備され、

金を始めとした実物資産を金融商品として取引する流れが加速しました。

プラチナは金とは違って環境や国の政策によって変動する投資商品として着目されます。

そして2000年代に入ると、

プラチナ先物

プラチナ連動型ETF(上場投資信託)

証券会社での積立商品

などが登場し、現物を保有しなくても、小口で投資できる環境が整います。

 

■ 「金」と「プラチナ」は似て非なるもの

よく比較される金とプラチナですが、性格は大きく異なります。

通貨的性格が強く、株式市場が不安定なときの「防衛資産」として注目されやすい。

一方プラチナは工業用途の比率が高く、景気・環境政策・産業動向に価格が左右されやすい。

そのため、プラチナは金ほど「安全資産」として扱われにくい側面があります。


■ 現在のプラチナ投資の選択肢

現在、プラチナは以下のような形で保有することが可能です。

プラチナETFを証券会社で購入

純金積み立てのひとつとして、こちらも証券会社で購入

貴金属店での現物購入

いずれも特徴やコストが異なるため、理解が必要です。

 

■ まとめ

プラチナは、装飾品として発見され工業素材として不可欠となり

産業の動きによって価格が変動し、その変動が金融商品化されたという歴史を持つ金属です。

言い換えるなら、

プラチナ投資とは「金属そのもの」への投資というより、産業政策や景気変動への投資に近いと考えることもできます。

プラチナは「貴金属の王様」というより、産業とともに値動きする、非常にクセのある資産!

非常に上級者向けの投資といえるかもしれません!

今回はプラチナに関してでした!

 

 

何かのご参考まで。

※本コラムは情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。
ご自身の資産状況や目的に応じて、慎重にご判断ください。

 


〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓


今週の長縄のひとりごと。


メンデルスゾーンが21歳につくったとされるピアノ協奏曲の1番が

本当に素晴らしくて最近何回も何回も聞いています!

音楽が自由でみずみずしくエネルギッシュで光に満ち満ちでいます!

こんな生き方をしてみたいなあと聴くたびに勇気づけられます!

 

 

 

参考:

https://www.kgb.co.jp/knowledge/180803/

https://www.oanda.jp/lab-education/metals_basic/pgm/history_features_uses/

https://www.tanaka.co.jp/knowledge/fun-facts/platinum/

https://goldmrs.jp/columns/platinum/platinum-historyhttps://karatz.jp/platinum/

https://www.preciousplatinum.jp/aboutplatinum/platinumhistory/

Latest Posts

Related Posts

未分類

金の産業分野利用について!!

| | |   前回のメルマガにおいてプラチナとの比較において金の通貨的な側面にしか触れられず、 産業利用の部分が言及がありませんでした。 金はとても実務的に産業利用がされています。 ◆電子・半導体分野金は錆びにくく(耐

Read More
プラチナ

プラチナとその投資ついて!!

| | |   最近、お客様から「プラチナ投資ってどうなんですか?」とご質問を受ける機会がありました。 そこで今回は、投資の勧誘や推奨を目的とするものではなく、プラチナという鉱物の歴史やその投資商品となる経緯について、

Read More

耳寄りな情報!

このエリアに、耳寄りな情報提供を記載。他にもSNSのリンクや、名刺のスキャンを掲載することもできます。メインの項目はでなないけど、サイトのアクセントとしての利用をおすすめします。