長期国債の金利が上がっているけど、住宅ローンは切り替えどき?!

長期国債の金利が上がっており、フラット35の金利が上がっていますね。

変動金利で住宅ローンを組まれた方が今、固定金利に切り替え時と思われるかもしれないですね。

今回はそこを長縄の独断と偏見で検証してみました!


住宅ローンの金利はご存知のように2種類あります。固定金利と変動金利ですね。

長期の固定金利は日本10年長期国債の利率に影響されます。

過去5年の日本の長期国債の金利ですが、5年前はより確かにあがっています。

2017年は約0.05%で現在は約0.25%です。

そして一般的に変動金利は日銀の政策金利に影響をうけます。日本銀行が各地方銀行に貸し出す際の金利ですね。


長期国債を考えてみます。

ここのところ長期国債の金利上昇にあわせてフラット35の金利も少しずつ上がっています。

フラット35の金利推移は現在下記の通り(ARUHI住宅ローンスタンダードタイプ参照)。

2022年1月:1.3%、2022年3月:1.43%、2022年5月:1.48%

ただ米国国債の金利上昇しており、今後も更なる上昇が見込まれます。

日本国債もそれの影響を受け日本銀行が政策変更して、今後もさらに上昇する可能性はあります。

なのであれば長期国債の金利が上がり、住宅ローン固定金利が上昇する以前に、長期の固定金利に乗り換えておくのもいい判断かもしれないですね。


しかしながら今後日本国債の金利は本当に上昇する可能性あるのか??

結論、その可能性は低いと思っております。

長期国債の金利を上げてしまうと、この赤字国債の借金大国である日本の国債利払いが苦しくなり、あげたくてもあげれない実情があります。実際日銀は「指値オペ」と施策を実施し、国債の金利を0.25%で抑え込んでいます。


さらに変動金利も検証してみます。

今後、今の変動金利である約0.5%のものが固定金利の約1.5%以上になる可能性はあるのか?

お伝えしたように変動金利は日銀の政策金利に影響されます。

日銀の政策金利は現在マイナス金利の-0.1%。これは日本銀行が物価上昇を2%目標として達成するために日本の地方銀行が企業や個人にたくさんお金を貸せるように金利を下げています。お金が市中に行き渡ることで、好景気になるように後押しをしています。好景気になれば物価も上がりやすくなります。そのため政策金利を下げたままにしています。今後のコロナ対策などを考えるとまだまだ景気対策は必要なので政策金利はあげる可能性は低いですね。結論的には日銀が政策金利を上げる可能性は低いので住宅ローン金利も上がりづらい。そして長期国債の金利も上げられない実態がある。

そのため変動金利から固定金利への切り替えはまだ様子見でいいのではと思うのが、僕の個人的な見解です。

ご参考まで。

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