前回の記事で先月2022年12月の電気料金の値上げについて書かせていただきました。
今回は皆様の電気料金の見直しとなるかもしれない新電力についてです。
新電力!!
新電力とは2016年4月に電力の小売りが自由化になり、新たに電気事業を開始する企業のことです。
そもそも我々の企業、家庭に届く電力は大手電力会社10社(東電、中電等)によって発電され、その10社の送電網によって電力が運ばれ、住む地域の10社から電力を購入することで電力が届けられています。
今まで電力の販売自体は大手10社に限定されていましたが、
2016年4月より他の企業でも電気事業に参入し、そこから電力を購入することが可能になりました。
電力の小売自由化によって事業者間の競争が高まり、電力サービスの質をあげ、料金も安くすることが狙いと言われています。
新電力の会社は東京ガスなどのガス会社、ソフトバンクやauなどの通信会社、ENEOSなどガソリンメーカーですね。
これらの会社は顧客を絞ることで大きな設備投資を必要とせず、また人員も絞って事業活動をすることで大きな経費をかけずに、リーズナブルな料金での電力供給を可能にしているようです。
実際に新電力の電気料金は既存のものより平均単価は下がっているようです。
さていままでの大手電力10社から新電力に切り替えることで問題はあるのでしょうか。
新電力はこれまでと同じ発電&送電のため電力の質が落ちたり、停電になってしまうなどということはありません。
物理的に送られてくる電気は同じなため電気の質や停電には影響がないのです。
また新電力の会社が倒産、もしくは事業撤退してしまったときはどうなるのでしょうか。。
新電力がそのような事態になった時には電気がとまる15日前までに通知する義務があります。
新電力には電力が安くなる以外にもライフスタイルに合わせてプラン選択が可能であったり、電力の支払に合わせてポイントがたまるなどメリットがあります。
新電力の会社は令和5年1月27日時点で全国で729社あります。
供給エリア、キャンペーン、ライフスタイル、世帯人数を加味しながらいろいろな比較サイトを参考にしながら選ぶとといいかなと思います。
ご参考まで。