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前回のF1の記事で
F1のトップチームであるレッドブル社は推定年間2億5000万ドル(約390億円)の予算をかけて、
挑んでいます。
単なるエナジードリンクの企業がなぜこんな莫大な予算のかかる世界最大の自動車レースに参加しているのでしょうか。
今回はレッドブルはお金の部分に迫っていきます。
世界のエナジードリンク市場規模は2025年推定で約12兆円(1ドル155.2円計算。以下同レート)!
そのうちのレッドブルはシェアトップの約15%となっています。
2023年には世界で合計121億3,800万本のレッドブルを販売し、売上は105億5400万ユーロ(約1兆7000億円。1ユーロ160.83円計算)という
世界のエナジードリンクのリーディングカンパニーです。
日本の市場シェア約6%で、そこまで世界的な企業であるイメージは少ないかもしれないですが、
アメリカやヨーロッパ諸国で高い人気を誇り、特にアメリカでは市場規模が大きく、エナジードリンクの消費量も多いので
膨大な売り上げをつくりだしていると想定されます。
レッドブル社は1984年にオーストリア人のディートリヒ・マテシッツと
タイの実業家チャリアオ・ユーウィッタヤーによって設立されました。
当時、タイのエナジードリンク「クラティンデーン」がタイで人気でありましたが、
このエナジードリンクの製法をヨーロッパ人の嗜好に合うように炭酸を入れて甘さを抑えたものに変えて
「レッドブル」という名前でオーストリアで販売を開始しました。
結果として若い社会人をターゲットにしたマーケティングで大成功を収め
その成功をヨーロッパ全土に広め、1990年代初頭にはヨーロッパ全土に拡大し、
1997年にはアメリカ市場にも進出し、1年で市場の75%を獲得したと言われます。
レッドブルは高い営業利益率を誇っています。
2018年のコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの営業利益は1.6%!
同時期のレッドブル社の営業利益はなんと25.8%!
その理由はレッドブル社は自社工場を持たないファブレス企業ということです!
レッドブルの生産はオーストリアのラウフという会社が担い、
自社は生産管理、物流に経営資源を投じることなく、商品開発やマーケティングに力を入れています。
さてここで特筆すべきレッドブルのマーケティング活動を見てみましょう!
1. 独自の宣伝カーの活用
レッドブルの「キャンカー(Can Car)」は、車両の屋根に巨大なレッドブル缶を載せたデザインで、街中やイベント会場を走行し、
試飲用の小型缶を無料で配布してます!
この「キャンカー(Can Car)」は朝の通勤ラッシュ時などエネルギー補給が必要なシーンを意識して、
消費者に「必要な瞬間に届けられた」という感覚を与えています。
2.スポーツイベントやスポンサーを通じてのマーケティング!
レッドブルは、BMX、スケートボード、スノーボード、パルクールなどのエクストリームスポーツイベントを支援し、
さらに独自のイベントも主催しています。
中でも「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」は2003年に始まり、2009年に終わってしまいましたが、
空のF1とも呼ばれる曲技飛行パイロットによるエアレースシリーズでした!
そしてなんといってもF1ですね!
もともと創業者であるディートリヒ・マテシッツ氏がモータースポーツの愛好家であり
F1はもとより、motoGP、ダカール・ラリー、NASCARなどにも広く関わっています!
レッドブルは2004年末にジャガー・レーシングを買収し、2005年からレッドブル・レーシングとしてF1に参戦して以来
毎年何百億というお金をかけて2台のマシンに何百人もの選りすぐりの技術者とこれまでの培った知識とノウハウと技術のすべてと情熱を
結集させてレースに挑んでいます。
マーケティング戦略の側面はというと、
F1は「スピード」「エキサイティング」「技術革新」の象徴であり、これらがレッドブルのブランドイメージと一致してます!
レッドブルがターゲットとする若年層にF1の冒険心や限界突破の姿勢が強くささるのです。
そしてF1は世界中で年間20を超えるレースが開催され、
地上波やケーブルテレビ、ストリーミングサービスを通じて世界中の視聴者にリーチしてます!
例えば、F1は年間で5億人以上の視聴者がいるとされ、これによりレッドブルのロゴやチーム名がグローバルに露出される機会を得ています!
そして新興市場や既存の主要市場への認知拡大に効果的に作用しています!
いかがでしたでしょうか?
F1でトップチームを20年も運営する巨大な企業の想いとマーケティング戦略が垣間見えてきました。
人口増加を続けるこの世界で、この会社のこれからが楽しみですね!
何かのご参考まで!
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今週の長縄のひとりごと。
こんだけ散々レッドブルのことを書いてきましたが、
レッドブル缶は生涯で2-3缶しか飲んだことがないのでした。
エナジードリンクもお酒もコーヒーほとんど飲まないのです。
だいたいお茶か紅茶で生活しています。
参考:
https://www.mordorintelligence.com/ja/industry-reports/energy-drinks-market
https://dime.jp/genre/1512628/
https://formula1-data.com/glossary/person/team/dietrich-mateschitz
https://www.as-web.jp/f1/874125?all
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