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皆さんは最近、タクシーに乗られましたか?
出張先や旅行先、飲み会の帰り、駅からの帰り、雨の日など、普段は電車や車を使う方でも、時々お世話になるのがタクシーです。
先日ふと、
「昔のタクシーって、いくらくらいだったんだろう?」
と気になって調べてみました!
すると、タクシー業界は今、単なる「値上げ」の話だけではなく、人口減少、人手不足、配車アプリ、そして自動運転まで、ものすごい変化の真っただ中にありました。
今回は、「お金」という視点からタクシー業界の50年以上を見てみたいと思います。
■タクシー市場、実はバブル期がピークだった!
全国のハイヤー・タクシーの営業収入で見てみると、
ざっくり流れを見ると、
1970年代
1970年の営業収入:約6,663億円
高度成長と都市化を背景に利用拡大!
1980年代
1980年の営業収入:約1兆9,789億円
1985年の営業収入:約2兆3,313億円
景気拡大とともにさらに成長!
1991年度
バブル期
営業収入;約2兆7,570億円・
利用がピークとなります!!!!
2000年代
長期的な縮小局面
2000年の営業収入:約2兆2,456億円
2010年の営業収入:約1兆6,921億円
2020~21年度
コロナ禍で大幅減!
2020年の営業収入:約9,074億円
2023年度
営業収入:約1兆2,670億円まで回復
2024~26年
値上げ・インバウンドにより需要回復が進行!
営業収入;約1兆4,425億円
2023年度には全国のタクシー会社の総営業収入が約1兆2,670億円となり、前年比約9.3%増まで回復しています!
興味深いのは、輸送回数自体は約1.1%減少していること。
つまり、「たくさん乗ってもらったから売上が増えた」というより、運賃単価の上昇が売上回復に効いている面が大きいのです。
■昔の「ワンメーター」は、いくらだった?
ここも非常に面白いところです。
ただし、タクシー運賃は全国一律ではありません。
東京、名古屋、大阪、北海道など営業地域によって違いますし、途中で初乗り距離そのものも変更されています。
そこで、時代感を見るために東京地区の代表的な初乗り運賃をざっくり追ってみると、
年代初乗り運賃のイメージ
1970年前後
100円台
1980年前後
300~400円台
1990年前後
500円台
2000年前後
600円台
2007年
710円
2017年
410円
2022年
500円
2026年
500円
「2017年に710円から410円になったなら、すごく安くなったのでは?」
と思いますよね。
実はそう単純ではありません。
2017年の改定では、初乗り距離そのものを短くして、短距離利用をしやすくする料金体系に変更しました。
東京23区・武蔵野市・三鷹市の例で見ると
初乗り距離を
2017年1月29日まで 2キロ 730円 その後280mごと90円
2017年1月30日以降 1キロ 410円 その後237mごと80円
2026年4月からは500円のまま初乗り距離が1.0kmとなり、その後232mごと100円
と単価アップされています。
10キロ乗る場合で比較すると
2017年1月まで約3,340円
2026年4月以降約4,400円
と1000円以上高くなっています!
■では、なぜタクシー代は上がっているのか?
大きな理由の一つが、ドライバー不足です。
タクシー業界は以前から高齢化が大きな課題でした。
2025年の賃金構造基本統計調査ベースでは、タクシー運転者の平均年齢は56.8歳、年間賃金は全国平均で約450.8万円となっています。
年齢別に見ると20~24歳の年間推計給与が約483万円、30~34歳では約518万円、45~49歳では約521万円となっている点です。
業界団体も現在、若者・女性・高齢者を含め、採用そのものを大きなテーマとして取り組んでいます。
つまり最近の運賃改定には、
「ガソリン代が上がったから」だけではなく、運転手さんの賃金を上げ、人を確保するためのお金
という側面もあるわけです。
■「流しのタクシー」から「アプリで呼ぶタクシー」へ
昔のタクシーといえば、
道路で手を上げる。
駅前のタクシー乗り場から乗る。
タクシー会社に電話する。
こんな方法が中心でした。
ところが現在は、配車アプリから現在地にタクシーを呼び、到着時間が表示され、決済までスマートフォンで完了するようになっています。
この変化は、単なる便利さだけではありません。
タクシー会社からすると、
「お客様がいそうな場所を探して空車で走り回る」
という時間を減らすことができます。
つまり、
ITによって「空車時間」という無駄なコストを減らせる可能性が出てきた
ということです。
これはタクシー会社の経営を考えるうえで、とても大きな変化だと思います。
■高齢社会では「タクシー」がますます重要になる?
私はここがとても興味深いと思っています。
人口が減れば、
「タクシー市場も小さくなる」
と普通は考えます。
ところが、高齢化が進めば話は少し違います。
免許を返納した高齢者。
通院が必要な人。
電車やバスまで歩けない人。
買い物に行く移動手段がない人。
こうした方にとって、タクシーは単なるぜいたく品ではなく、
「生活インフラ」
になっていきます。
実際に現在は、病院・商業施設との共同送迎、福祉車両、乗合タクシーなど、「1人のお客様をA地点からB地点まで運ぶ」という従来型タクシー以外のサービスも広がっています。
■そして次は「運転手がいないタクシー」?
もう一つ大きなテーマが、
自動運転タクシー
です。
道路交通法の改正によって、2023年4月から一定条件下でのレベル4自動運転が可能になりました。
レベル4自動運転は、ひと言でいうと、
「決められた条件・エリアの中なら、人が運転しなくても車が全部やってくれる自動運転」です。
つまりはどこでも完全自動ではないことです。
たとえば「特定の地域だけ」「高速道路だけ」「晴天時だけ」「時速○km以下だけ」といった条件の中であれば、
発進・加速・ブレーキ・ハンドル操作・周囲の監視・緊急時の対応まで、基本的にシステムが担当します。
さらに政府は、公共交通や物流を含め、2030年度に自動運転サービス車両1万台という目標を掲げています。
今は、
「運転手が足りないから運賃を上げて、人を採用する」
という問題ですが、
10年、20年後には、
「そもそも運転手がいないタクシー会社」
が普通になっている可能性もあります。
そう考えると、50年前とはまったく違う産業になっていくのかもしれません。
■タクシーから見える「日本」
今回、タクシー業界について調べてみましたが、非常に興味深い業界だと感じました。
初乗り運賃の変化や単価アップ、市場規模の縮小から回復までの流れ、
そして今後期待される自動運転の可能性など、タクシー業界の変化を追っていくと、日本の社会や経済の変化そのものが垣間見えるように思います。
何かのご参考まで。
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今週の長縄のひとりごと。
たまにタクシーに乗ると、まれにクラシック音楽が流れている車に出会うことがあります。
クラシック音楽が好きな僕にとっては、それだけで運転手さんやそのタクシーに、ちょっとした親しみを感じてしまいます。
車窓から街の景色を眺めながら、クラシック音楽を聴いて目的地へ向かう。
何気ない移動時間ではありますが、僕にとってはちょっと贅沢で、好きな時間のひとつです。
### 参考URL
・全国ハイヤー・タクシー連合会「統計調査」
[https://taxi-japan.or.jp/data-survey/](https://taxi-japan.or.jp/data-survey/?utm_source=chatgpt.com)
・全国ハイヤー・タクシー連合会「年間輸送人員・営業収入」
[https://taxi-japan.or.jp/industry/annual-data/](https://taxi-japan.or.jp/industry/annual-data/?utm_source=chatgpt.com)
・全国ハイヤー・タクシー連合会「TAXI TODAY in Japan 2026」
[https://taxi-japan.or.jp/](https://taxi-japan.or.jp/?utm_source=chatgpt.com)
・国土交通省「東京のタクシー初乗り運賃の引下げについて」
[https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000255.html](https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000255.html?utm_source=chatgpt.com)
・e-Stat「小売物価統計調査」
[https://www.e-stat.go.jp/index.php/stat-search?iroha=15&page=1&toukei=00200571](https://www.e-stat.go.jp/index.php/stat-search?iroha=15&page=1&toukei=00200571&utm_source=chatgpt.com)
・厚生労働省 職業情報提供サイト「job tag タクシー運転手」
[https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/188](https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/188?utm_source=chatgpt.com)
この部分にBlog内容を記載します。




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