ガソリンとドルコスト平均法!

 

皆さんは、ガソリンを入れる時にどのように給油していますか?

「毎回満タンにする」

こんな方が多いと思います!

 

実は、このガソリンの入れ方は、資産運用でよく耳にする「ドルコスト平均法」の考え方ととってもよく似ています!

今回はガソリンの入れ方で

毎回定額を入れる方が得をするのか、もしくは毎回満タンにする方が得をするのかで比較してみました!!

 


さてここで過去約10年間のレギュラーガソリン価格をみてみます!

資源エネルギー庁「石油製品価格調査」によると

この10年間では、全国平均価格がおおよそ

* 最低価格:約117.5円/L 【2016年8月頃】
* 最高価格:約190.8円/L 【2026年3月過去最高】

まで変動しました。

70円もの価格差があったことになります。

 

今回は、

①ガソリンタンクを50リットルと仮定し、毎月満タン(50リットル)購入する場合**



毎月6,000円ずつ定額購入する場合**


を1月から12月の1年間購入したとして比較してみます!!!!

 

◆◆◆ケース1

価格が1年間ずっと同じ場合

 


仮に、毎月154.15円/Lだったとします。

◆◆◆ 毎月満タン購入

年間購入量

50L × 12か月=600L

年間支払額

154.15円 × 600L=92,490円

平均購入単価

92,490円 ÷ 600L=154.15円/L

 

◆◆◆ 毎月6,000円購入

年間支払額

6,000円 ×12か月=72,000円

購入できる量

72,000円 ÷154.15円=約467.1L

平均購入単価

72,000円 ÷467.1L=154.15円/L

◆◆価格が変わらなければ、どちらの購入方法でも平均購入単価は変わりません。◆◆

 

 


◆◆◆ケース2

価格が最低価格から最高価格まで毎月上昇した場合

 

このケースでは

117.5円→190.8

まで毎月少しずつ価格が上昇したケースでみてみます!

 


◆◆◆毎月満タン購入

毎月50L購入するため、年間購入量は600Lです。

平均価格は、

(117.5円 + 190.8円)÷ 2 = 154.15円/L

年間購入量

600L

平均購入単価

154.15円/L

 


◆◆◆毎月6,000円購入

毎月6,000円ずつ購入するため、年間支払額は、

6,000円 × 12か月 = 72,000円

安い月は多く買え、高い月は少なく買うことになります。

年間購入量は、各月の購入量を合計します。

6,000円 ÷ 117.5円
+ 6,000円 ÷ 124.2円
+ 6,000円 ÷ 130.8円
+ ・・・
+ 6,000円 ÷ 190.8円
= 約477.9L

平均購入単価は、

72,000円 ÷ 477.9L = 約150.66円/L

 


つまり、

154.15円−150.66円

=**約3.49円/L

平均購入単価が安くなっています。

さらに、この約477.9Lを平均価格154.15円で購入すると、

477.9L×154.15円

=約73,663

かかります。

しかし、実際には72,000円しか支払っていません。

つまり、

73,663円−72,000円=約1,663円

同じ量を購入した場合、


1,663


安く購入できた計算になります!!!!

 

◆◆◆ケース3

価格が最高価格から最低価格まで毎月下落した場合

 

今度は逆に、

190.8円→117.5円

まで毎月少しずつ価格が下がるケースです。

実は、このケースでも結果は同じです。

年間に登場する価格は同じで、順番だけが逆だからです。

年間購入量

約477.9L

平均購入単価

約150.66円/L

平均価格との差

約3.49円/L

約477.9L購入した場合の節約額

1,663

となります。

 

 

この結果から分かること

価格が変動する商品では、

◆◆◆毎月同じ金額で購入する方が、毎月同じ量を購入するより平均購入単価が下がりやすい◆◆◆


ということが分かります。

理由は非常にシンプルです。

安い時にはたくさん買え、

高い時には少ししか買わない。

これを自動的に行っているからです。

これがドルコスト平均法の基本的な考え方です。

 


ただし、現実のガソリンでは注意点もあります

ここで一つ注意があります。

今回の計算は、

「毎月6,000円だけ給油する」

という前提で計算しています。

しかし、現実には毎月50L程度使う方も多くいます。

例えばガソリン価格が190円/Lを超えるような月では、

6,000円では約31L程度しか給油できません。

そうなると、

足りなくなったから追加で給油する」

というケースも十分考えられます。


その時追加で購入する際にかかる時間と手間を鑑みると

ガソリンでは必ずしも毎月定額給油が有利とは言えません!!!

 


ガソリンは生活に必要な消費財であり、

投資信託のように「必要な数量が決まっていない商品」とは性質が異なります。


まとめ

今回は、ガソリン価格が117円/Lから190円/Lまで変動するという極端なケースでシミュレーションを行いました!

その結果、毎月6,000円の定額購入で、1年間で約1,663円安く購入できるという結果になりました!

これを月額にすると、

約139円(1,663円÷12か月)程度の差になります!

 

もちろん、この金額を「大きい」と感じるか、「小さい」と感じるかは人それぞれです!

現実には、ガソリンが足りなくなれば追加で給油する必要がありますし、「あと少ししか入っていないから給油しよう」と何度もスタンドへ立ち寄る時間や手間もかかります。

そう考えると、ガソリンについては、多少の価格差よりも、毎回満タンに給油して安心して走行できる方が、現実的で合理的な選択なのかもしれません。

 

ご参考まで。

 

 

 

 

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今週の長縄のひとりごと。

今回、ガソリンを題材にドルコスト平均法を考えてみましたが、現実の僕は毎回満タンにしています(笑)。

シミュレーションでは定額購入の方が平均購入単価は少し下がる結果になりましたが、その差は月に約140円ほど。

追加で給油する手間や、「ガソリンが少ない」という不安を考えると、僕には満タン給油の方が性にあっています。


お金のことも同じで、大切なのは「理論上の正解」だけではなく、自分に合った方法を無理なく続けることなのかもしれません。

 

 

 

参考:


・資源エネルギー庁「石油製品価格調査」
[https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html](https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html)

・ガソリン全国平均価格推移
[https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf](https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf)

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