インフレは“ニュース”ではなく“買い物カゴ”で!!

 


またまた、食品の値上げニュースです。


帝国データバンクが2026年5月29日に公表した調査によると、2026年6月の飲食料品の値上げは、合計1,078品目にのぼるとのことです。


しかも、値上げ率は平均14%


「また値上げか……」という感じですね。。。もう値上げのニュースに驚かなくなってきた感さえあります。


さらに、2026年通年の値上げ品目数は、1月から10月までの判明分だけで9,361品目。


早ければ6月中にも、5年連続で年間1万品目を超える見通しとされています。


つまり、食品の値上げは一時的な話ではなく、ここ数年ずっと続いている大きな流れになっているということです。


今回の特徴として、帝国データバンクは「中東情勢」の影響も指摘しています。


中東情勢が不安定になると、原油価格や石油由来の原材料に影響が出ます。


すると、食品そのものの原材料だけでなく、トレー、フィルム、容器、包装資材などのコストも上がります。


さらに、物流費も上がります。


つまり、私たちが買っている食品は、
「中身」だけでなく、
「包むもの」
「運ぶ費用」
「作るためのエネルギー」
まで価格に影響しているわけです。


スーパーの棚に並んでいる商品を見ると、ただのチョコレート、コーヒー、カレーに見えます。


でもその裏側では、原材料費、包装資材、物流費、人件費、為替、中東情勢まで関係しています。


では、実際に身近な商品はどれくらい上がっているのでしょうか。


総務省の小売物価統計をもとにした全国平均価格で見てみます。


まず、チョコレートです。


対象となる商品は、明治ミルクチョコレート、ロッテ ガーナミルクチョコレート、森永ミルクチョコレートなどの板チョコです。


2020年4月は全国平均価格1枚207円


2026年4月には全国平均価格1枚393円


約6年で、ほぼ1.9倍です。

 

次に、コーヒー豆です。


対象となる商品は、UCCゴールドスペシャル スペシャルブレンドや、グランドテイスト コク深いリッチブレンドなどです。


2020年4月は100gあたり135円


2026年4月には349円。


なんと約2.6倍です。


そして、レトルトカレーです。


対象となる商品は、ハウス食品のカリー屋カレーです。


2020年4月は1箱108円


2026年4月には152円


こちらも約1.4倍です。


さらに直近の消費者物価指数を見ると、2026年4月時点2025年4月比較として、


チョコレートは21.6%上昇。
コーヒー豆は46.8%上昇。
調理カレーは13.1%上昇しています。


つまり、2020年と比べても上がっている。
そして、ここ最近でもまだ上がっている。


これが今のインフレの怖いところです。


しかし、生活実感としては、毎日のように買う食料品や日用品が上がると、家計への負担はかなり大きく感じます。


ここで大切なのは、


通帳の数字は変わっていなくても、お金の価値は変わっている


ということです。


2020年の1万円と、2026年の1万円。


同じ1万円でも、買えるものは少しずつ変わってきています。


昔は1万円で買えていたものが、今は1万2,000円、1万3,000円出さないと買えない。


そんな時代になってきています。


これは、老後資金にも大きく関係します。

 

たとえば、老後資金として2,000万円あれば安心。

 

そう考えていたとしても、物価が上がれば、将来必要な金額そのものが増えていきます。

 

昔の2,000万円と、これからの2,000万円は、同じ価値とは限りません。


だからこそ、これからは
「いくら貯めるか」だけでなく、
「そのお金の価値をどう守るか」
が大切になります。


家計の見直し。
資産の置き場所。
保険の保障額。
老後の生活費。
介護に必要なお金。


こうしたものを、昔の感覚のままにせず、今の物価に合わせて考え直す必要があります。


チョコレート、コーヒー、カレー。


一見すると小さな値上がりに見えるかもしれません。


でも、こうした日常品の値上がりこそ、インフレを一番リアルに教えてくれます。


物価が変われば、必要なお金も変わります。


必要なお金が変われば、備え方も変える必要があります。


今こそ、家計と将来設計を見直すタイミングかもしれません。


何かのご参考まで。

 

 

 

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今週の長縄のひとりごと。


なんと5月25日の週からポテトチップスのパッケージが白黒に。

まだ店頭では僕もみてないですが、背景には、中東情勢などによる原材料の調達不安があります。

ポテチの袋に使うインクはいろんな色を重ねて作られておりつかっており、その印刷インクは石油由来のナフサと関係しています。

原材料の安定供給確保のために、白と黒のインクに絞ったということですね。

遠い国の情勢が、私たちのお菓子売り場の色まで変えているわけです。

中身の味は変わらなくても、パッケージの色が変わる。

こんなところにも中東情勢が表れる時代になったのだなと感じました。

 

 

 

参考:

https://www.tdb.co.jp/report/economic/20260529-neage26y06/

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf

https://www.jpmarket-conditions.com/

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2656221?display=1

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