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欧州の大手企業ではインド人のCEOが増えています!
マイクロソフトCEOのサトヤ・ナデラ氏はインド南部の古都ハイデラバード出身、
グーグルの親会社アルファベットのCEOはサンダー・ピチャイ氏もインド南部タミルナドゥ州出身。
他にもIBM、Youtube社、米大手コンサルのデロイト社のCEO、そして現在の世界銀行総裁もインドの方です。
イーロンマスク氏がTwitter社を買収する前のCEOもインド人の方でしたね。
まだまだ米国では白人男性のCEOが全体の85%以上を占めますが、ここ最近米国企業の非白人CEO中でインド系の方は増えてきています。
今回はインドのIT産業発展の歴史とその就業人口の多さについて迫っていきます。
IT技術者の国別での人口ランキングではインドは約226万人と世界第三位の人口を擁しています。
そして歴史的にインド人の方の米国への移民は増えてきています。
1980年には約20万人だったインド人の移民人口は2021年には約270万人と10倍以上に増えてきています。
なぜインド人の方はIT技術者となる方が増え、そして米国への移民も同時に増えているのでしょうか。。
1947年に英国から独立を果たしたインドは「科学技術なしに国の発展はない」とエリートを育てる
インド工科大学などの大学を各地に設置します。今では理工系の大学はインド全土でなんと約3000校もあるとのこと。
その後1970年代から西側諸国のソフトウェア開発需要の高まりを受け、外貨を稼ぐ手段として
ソフトウェアを開発し輸出する事業に重点を置いていきます。
1980年代になりインド政府のハードウェア輸入税の引き下げにより、更にソフトウェア開発が活発となり
インドのシリコンバレーとよばれる都市バンガロールでは多くのIT企業が誕生していきます。
1991年には大規模な経済改革が推し進められ、様々な公営事業に民間や外国資本への参加を可能とし、
IBM、EDS(エレクトリックデータシステム)等のアメリカ大手 IT サービス企業がインド拠点を設立します。
こうした外国資本がインドIT企業の成長の後押しとなり、また2000年代からインドは欧米から人件費削減のため
多くのIT業務委託を受けるようになります。
こうした経済的な背景の中もありながら時差が優位に働く点も見逃せません。
インドはアメリカと12時間の時差があり、アメリカでの作業終了後にインドが作業を
スタートすることができ24時間すき間なく開発を進めることができます。
またインドは長らく英国からの植民地支配を受けていたため、ヒンドゥー語が話せるのが全体の約4割。
ほとんどのインド人が公用語としての英語を使用しています。
日本や中国と比較すると米国と仕事がしやすい、もしくは移民しやすい語学的なメリットもありますね。
更にインドには根強いカースト制度があり、生まれながらにして抗えない厳しい身分制度があります。
「ジャーティ」と言われる世襲的身分制度は自分が特定の仕事に就きたくても、就けない人もいました。
新しく生まれたIT関連産業は「ジャーティ」に影響されない職であり、能力さえあればIT企業に就職し
安定した収入を築くことが可能です。
インドの平均年収は約70万円とのことですが、ソフトウェア開発エンジニアの年収は約120万円といわれます。
カースト制度の低いインド人にとってもたゆまぬ努力によって、貧困から抜け出せるチャンスができたのです。
冒頭に触れたアルファベット社のCEOサンダー・ピチャイ氏の出身大学であるインド工科大学は
工学と科学技術を専門とするインドの国立名門大学です。
毎年約1万人の定員に対し、50万人以上の応募のある超難関校ですが、
卒業生の多くはグーグル、アマゾン、マイクロソフトなどの米国IT大手企業に就職するようです。
サンダー・ピチャイ氏は電話が家庭に無い貧しいインドの生まれの出身だったそうですが、
2022年にアルファベット社から彼が受け取った報酬は約2億2600万ドル、日本円で約327億円(1ドル145円計算)。
こうした彼の存在がインド人のなかでも励みとなり、彼を目指して勉強に励む子供も増えるのでしょう!
カースト制度を乗り越え、理系分野に特化した血のにじむ勉強によってIT市場において自らの労働価値を高め、
ITサービス企業が台頭する現在に広く活躍するインド人。
これからの活躍も楽しみですね!
何かのご参考まで。
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今週の長縄のひとりごと。
2000年代初頭、僕がアメリカ、カリフォルニア州に留学している時に無謀にも天文学の基礎授業を受けていました。
授業の中で計算問題が全くわからなかったので、
大学のサービスの中で授業がわからない生徒の為に分かりやすく授業内容を教えてくれるチューター制度というものがあり
大学の一角にあるその場所に行ってみるとインド人ばかりで、癖のある英語ですらすらと計算式を教えてくれたのを思い出します。
外国人である僕を見下すことなく丁寧に教えてもらい、また彼自信も貪欲に勉強されているんだなと伝わってきました。
米国は夢に挑戦する想いのある若い人間にオープンな、とても寛容な国です。
参考:
https://www.fsight.jp/articles/-/49625
https://whorulesamerica.ucsc.edu/diversity/diversity_update_2020.html
https://www.statista.com/statistics/1097600/racial-and-ethnic-diversity-of-ceos-in-the-united-states/
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2212/13/news106.html
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/04/25/30980.html
https://www.oricon.co.jp/article/123537/
https://gjnetwork.jp/it
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230424-OYT1T50194/
https://www.timedoctor.com/blog/average-salary-in-india/#:~:
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