2023年のバイクの新車国内出荷台数は37万9800台!
これは1982年のバイク新車国内出荷台数328万5,000台に比べると約9分の1にまで減少しています。
日本のバイク市場は大きく減少しています。
1980年代はバイク人気の大全盛であり、通勤、通学、買い物の足として大いに活躍し、
新聞配達や宅配用などの業務用バイクとして普及したホンダのスーパーカブ50と併せて
多くのバイクが売れていた時代でした。
しかしながら同時期に問題になった交通事故件数の増加や暴走族による危険走行や騒音により
各地の高等学校で高校生にバイク購入や免許取得を制限する「三ない運動」が広がりました。
また1998年の排ガス規制により、エンジン製造にかかる費用が高額化し
併せて2006年11月に改正駐車場法により今まで駐車違反の対象外だったバイクが駐車場に停めないと
違反切符を切られてしまうようになり、徐々にバイクの購入者が減っていったとみられています。
そんな中で2022年世界主要国では合計約5,800万台の二輪車が生産され、その首位はインドの1,946万台とのこと。
これは日本の約51倍にもあたる市場規模ですが、なぜインドではこうも二輪車が人気なのでしょうか?
ちなみにインドでは約68%の方がバイクを所有されています。日本では全国平均約3%。
バイクは燃費が良く(原付だと平均30-40㎞/リットル)であり、渋滞で混雑した道では
車よりバイクの方が目的地に素早く到着しやすく、公的交通機関があまり発展していない田舎のインドでは
バイクの有用性が高く、メンテナンスも簡単で整備にかかる費用も安く、また暴走族などのネガティブなイメージがないため
バイク所有には自由と冒険という明るいイメージがあるようです。
2022年ホンダのインドでの販売台数は約402万台、日本では約19.7万台。
四輪の自動車と同じく各メーカーの主戦場は日本でなく世界になっていますね!
バイクは同じく中国でも多く売られていますが、人口増加とともにこうした車両の世界市場の拡大はまだまだ見込まれます!
バイクという乗り物もまだまだ進化していきそうですね!
何かのご参考まで。
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今週の長縄のひとりごと。
かなーり遅ればせながら「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」を観てきました!
やはり一生懸命何かに向かう姿を見るのは気持ちがいいですね。
孤爪研磨君が好きですが、スポーツであんな頭脳プレーを一度いいからしてみたいものです。
参考:
https://www.bds.co.jp/bdsreport/detail904.html#:~:
https://mobility-transformation.com/magazine/motor-bike/
https://www.linkedin.com/pulse/riding-future-evolution-motorcycles-india-shanu-s-john#:~:
https://www.marklines.com/ja/report/rep2529_202308
https://www.quora.com/Why-are-motorcycles-so-popular-in-India
https://www.statista.com/statistics/557008/india-owned-motorcycles/
https://region-case.com/rank-r3-own-bike/#google_vignette
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/70f025bcc11b3a3c.html
https://www.bds.co.jp/bdsreport/detail663.html#:~: