未成年が喫煙した罰が重すぎるかどうかで最近は炎上していたようですが、
そもそも未成年者の喫煙というのは最近聞かなくなったなあと感じていました。
時代も令和となり、病院やバスでたばこが吸えた昭和の頃と比べて喫煙者の数は減っているように感じます。
日本のたばこを取り巻く環境は大きく変化しているようです!
今回はたばこについて調べてみました!
まず日本の喫煙率は大きく下がっています。
1965年の成人男性の喫煙率は82.3%!2022年同データでは25.4%!
たばこの販売本数も1990年に3,220億本でしたが、2021年には937億本と激減しています。
また喫煙経験のある高校生男子は
1996年54.3%が2021年には3.2%!
中学生男子で同データをみてみると
1996年35.0%が2021年には2.6%!
と未成年の喫煙者も大幅に減少しています。
ちなみに不良行為を行う少年の数は
2007年は10万人に20,765人、2019年は10万人に5,443人とこちらも大きく減少しています。
不良少年の数も大きく減っているということですね!
さて紙巻たばこの販売実績についてみてみると
1990年は3兆5951億円、2023年は2兆3612億円と減少しています。
喫煙率は約60%減、販売本数は約70%減していますが
そこまで販売額が落ちていないのは、たばこ税の増額による販売単価の上昇が原因です。
1998年にたばこ税ができて以来、2003年~2010年の間、そして2018年、2020年、2021年と一箱20円づつ高くなっています!
さて世界をみてみると、米国、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ先進国各国も大きく喫煙率を下げています。
1960年からの60年で各国の喫煙率はフランスの25.3%を除いて、15%前後になっています。
そんな中、世界のたばこの市場規模は
2006年の約5600億ドルから2020年の約7174億ドルと膨らんでいます。
アジア太平洋諸国やアフリカの大幅な市場の増加が要因ですね。
インドネシアの喫煙率はなんと約71.2%。
また中国のたばこ消費本数は年間約2兆1628億本で世界一位。
これらの国は規制が緩く、また人口と所得の向上により喫煙者が増えているようです。
世界では新興諸国各国の喫煙者増加により市場が増加していますが、
社会の成熟とともに喫煙者も減少する傾向にあると思われます。
いかがでしたでしょうか?
日本のたばこは規制強化と人口減少、そしてたばこ増税による単価上昇により、たばこを吸う人はじわじわと減り、
産業としては厳しくなる傾向にあり、世界の先進国も同じ状況とみられています。
新興国では今後どんどん伸びていきそうですね!
何かのご参考まで。
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今週の長縄のひとりごと。
世界で最も高額なたばこは、チャンセラー・タバコ・カンパニーが
1999年に「世界最高級」にこだわって作った「トレジャラー・ブラック。」
最高級のフルキュアド・バージニア葉を世界中から集め、更に厳選した葉により製造されているとのこと。
価格はなんと一箱3,000円!
普段たばこを吸わない僕ですが、こんなに高級だとひとつ味見してみたくなりますね!
参考:
https://www.world-tobacco.jp/view/item/000000001091
https://www.health-net.or.jp/tobacco/statistics/jt.html
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/db2b00b7c073f0d1e307bd5be8956673ad42374d#:~:
https://www.health-net.or.jp/tobacco/statistics/hanbai_honsu.html
https://www.med.tottori-u.ac.jp/envmed/research/inshu.html
https://www.tioj.or.jp/data/pdf/240531-cigarette-sales-change.pdf
https://honkawa2.sakura.ne.jp/2212.html
https://assets.tobaccofreekids.org/global/pdfs/en/Global_Cigarette_Industry_pdf.pdf
https://www.globalnote.jp/post-3962.html